ウィーンにお越しになった方で、シェーンブルン宮殿を「見なかった」という方はほとんどいらっしゃらないでしょう。 まだお越しになったことがない方でも、ウィーンと言えばまず思い浮かぶのがシェーンブルン宮殿ではないでしょうか。
そしてシェーンブルン Schönbrunn という名前が schöner Brunnen (美しい泉)に由来することをご存知の方も多いでしょう。 シェーンブルン宮殿、中国語のガイドブックではずばり「美泉宮」です。
でもシェーンブルン宮殿にいらした方でも、宮殿内部見学をされた方でも、この名前のもととなった泉まで足を運ぶ方はそれほど多くなさそうです。 木立に隠れてちょっと微妙な場所にありますしね。
この地図 ⇩ を参考にレッツゴー
正門から入って、右手へ
アーチをくぐって
左手、建物に沿って大きな庭園にでます
丘の上のグロリエットめがけて一直線、ですが丘には上がらず、
その下の泉(シーズン中は水が出ています)まで来たら左手へ進みます
右側に遺跡風の巨大オブジェが見えたら、
左側木立の中に入ってみると、小さい白い建造物が見つかりました!
泉には、水の妖精エゲリアの像
ハプスブルグ家のマティアス皇帝が狩りの途中ここで「美しい泉」を見つけたという言い伝えの場所です。
※今ではマティアス帝の父君マクシミリアン2世皇帝時代からこの泉があったと修正されています。
どうしても先を急ぐ方は来た道を戻りましょう。
せっかくだからここで楽しくゆっくりお散歩を楽しみたい方は、丘の上のグロリエットまであがってウィーンを眺めてみたり、斜めや幾何学模様に設けられた小径を通って庭園や池を探すもよし。たくさん並べられた像を見比べてお気に入りを探すもよし。
ぜひシェーンブルン宮殿の庭園をお楽しみください。
大渕元子