サウンド・オブ・ミュージック

2021/02/14

ザルツブルクとザルツカンマーグート 映画 雑記


トラップ大佐役の俳優クリストファー・プラマー氏死去

多くのお客様がザルツブルクに訪れる理由の一つに1960年代に公開されたミュージカル映画"サウンド・オブ・ミュージック"の舞台となった景色を実際に見たいことを上げています。

映画のストーリーは、修道女のマリアがトラップ一家の7人の子どもたちの家庭教師になり、彼女の明るい性格と楽しい音楽により子どもたちだけではなく妻を亡くした父親のトラップ大佐も彼女に惹かれていく、というもの。ギターを引くマリアがアルプス山脈を見渡せる大自然の中で、ドレミの歌を子どもたちに教えるシーンはとても有名ですね。

最後は、ナチス率いるドイツにオーストリアが併合されるのを反対する大佐が、結婚したマリアと子どもたちを連れて、合唱コンクール中にスイスへ亡命します。

トラップ大佐役を演じた俳優クリストファー・プラマー氏が2月に残念ながら91歳でこの世を去りました。多くの出演作品があり、そのの中でも、私が好きな1970年代の喜劇映画ピンクパンサーシリーズにも出演されていました。フランス人設定のクルゾー警部が事件を解決していきますが、私が好きなのは、美しい女優たちとそのおしゃれな衣装。コロナ期間のお家時間を利用して永遠に残る彼の作品をぜひ見て下さいね。

写真は、藤が綺麗な春のザルツブルクです。



ウィーンから西に約300キロ離れたザルツブルクは、15万人ほどの人口を抱え音楽好きにとってはモーツアルトやカラヤン生誕の都市としても有名ですね。夏のザルツブルク音楽祭にも多くの音楽ファンが世界中から訪れます。私達、ウィーンガイドも時にツアーの流れでお客様と共にウィーンから電車や観光バスで訪れますよ。

写真は、手前の左に聖ペーター教会、真ん中辺りの水色っぽい2つの塔を持つ建物が大聖堂。川を挟んで、奥に見える横長の建物がミラベル宮殿です。



ザルツブルガーノッケルン

オリジナルのモーツアルトチョコレートもお土産に人気ですが、卵白を泡立てたスフレ風のお菓子ザルツブルガーノッケルンもザルツブルクの名物。一人では食べきれない甘いお菓子ですが、一度はザルツブルクでご賞味下さいね。