池に映る姿が美しいプリンツオイゲン公の夏の宮殿ベルベデーレ
勉強会(2021年7月)
テーマ:ガイドアカデミー主催 ベルベデーレ宮殿の特別展
画家クリムトの後期作品 Dame mit Fächer <扇子を持つ女性>
オーストリア人画家 Waldmüller とビーダーマイヤー様式
ウィーンのガイド学校で2年間学んだ私たちですが、歴史と文化が深いウィーンでは勉強はずっと続きます。オーストリアガイドアカデミー主催のウィーンガイドの為の勉強会もコロナが落ち着きつつある為やっと少しずつ美術館で行われるようになりました。去年の3月以来久しぶりの各国の同僚との再会もとても感慨深いものでした。ウィーンガイドはオリンピック参加のように世界中から訪れる観光客のために様々な国の出身者なのです。
今回は、コロナ感染前はツアーで週に何度も訪れていたベルベデーレ宮殿の特別展の勉強会です。期間限定で普段は見られない特別展示作品の目玉は
画家クリムトの後期の作品、着物を着て扇子を持つカラフルな女性の肖像画です。
特別展
<扇子を持つ女性> 開催日 3月25日から2022年2月の13日まで
<ヴァルトミュラーとウィーンビーダーマイヤー様式>開催日 5月12日から2022年2月27日まで
ベルベデーレ宮殿の行き方をご紹介します。
1)路面電車D線でオペラ座向かいの駅 Oper , Karlsplatz U から宮殿へ行こう
いろんな種類の電車が来ます。正面や横にDの文字がある路面電車でベルベデーレ宮殿に移動します。路面電車のチケットを使う方は、電車内で時間の刻印がされてますか?
2)約7分で4つ目の駅 Schloss Belvedereに着きます。
左手にはベルベデーレ宮殿の門が見えますよ。
4)チケットを購入し、宮殿の裏側に回ると広大なお庭と世界遺産の旧市街が見えます。
こちらに入り口があります。リュックサックは閲覧中持ち歩く事が出来ません。地下のコインロッカーに預けましょう。貴重品を入れる館内で持ち歩く用のエコバックなども忘れずに。
階の数え方が日本とオーストリアで違います。
日本の1階は地上階(0階)
2階が1階です。
写真はこちらで言う1階から撮ったお庭と下宮殿、背景は世界遺産のウィーンの旧市街です。
右に下から上に伸びる水色の線、路面電車のD線が見えますね。帰りも同じ通りの逆方向に乗り場があります。
緑の現在地で示されている赤の建物がクリムト常設展のある上宮。真ん中のお庭を挟んで下の赤い建物が下宮で、こちらでも別の特別展が行われます。
それでは、ベルベデーレ宮殿で皆様に再び会えるのを楽しみにしています。