ウィーン中央駅とRaaberbahn(ラーバー鉄道)
8つの国に囲まれているオーストリアの首都ウィーンの駅では多くの国際列車に出会えます。
日本の鉄道愛好家や撮り鉄の方にもきっと興味深い場所でしょう。
私もツアー中に、よく鉄道模型のお店や、ウィーン市内で鉄道に乗ってみたい!というお尋ねを受けました。
下の写真は、ラーバーバーン(ラーバー鉄道)の愛称でおなじみの黄緑と黄色のカラフルな電車です。1870年代、パプスブルク家が統治していたオーストリア帝国時代に設立され、現在でも、オーストリアとハンガリーが共同経営しています。ハンガリーへ向かうこの電車で途中のブルゲンランド州で降りてみましょう。
ノイジードラー湖(ノイジードル湖)
電車だけでなく、こちらもハンガリーと分け合っているウィーン人にも人気の湖ノイジードラー湖。オーストリアで一番大きな湖はボーデン湖ですが、ドイツとスイスにも接しており、11%ほどしかオーストリアの領土にないため実際はノイジードラ湖が一番大きな湖と言っていいでしょう。
現在は、豊かな水に恵まれていますが、実は、1864年から1870年、水が干上がってしまい、一部はお米を栽培していたそうです。
ワインの産地として有名なブルゲンランド州
このあたりも、有名なワインの産地です。ワインは、
目で色を確認し、
香りを楽しみ、
グラス同士で乾杯する音に耳を傾け、
のどごしの食感に、
味わいを楽しみながら五感を研ぎ澄ませながら楽しみましょう。落ち着いたノイジーランド湖のレストランで、第六感も目覚めるかもしれません。
ノイジードラー湖付近の建築
湖のまわりには、1万8千ヘクタールのヨーロッパでは2番めに多いヨシ(アシ)の湿地帯が広がっています。
このあたりでは、4月から6月の間に、6週間で2mほどに成長するそうです。
写真を見てみましょう。風や水、雪など自然の猛威にも強いヨシで新しいアパートの屋根が作られています。この辺りでは、スーパーやレストランもヨシの屋根です。新聞社クリアー(Kurier)のインタビューによると、30年ほど前は15ほどの会社があり、輸出でも充分に経営はなりたっていたそうですが、外国製の安い価格には勝てず、今では3分の1に減ったそうです。ただ、伝統的な建築への問い合わせは現在も多く、今でも、この地域を訪ねる人々の癒やしとなっています。
アウトレット パーンドルフ
下の写真は、ディズニーではありません。湖から車で15分ほどのところにあるアウトレットです。空港からも30キロほどで20分前後と近く、ついでに寄っている観光客の姿もよく見かけます。オーストリアのアウトドア ブランド<ノースランド Northland>
健康のために世界中でアウトドアが流行っていますが、自然豊かでアルプス山脈が広がるオーストリアにはもちろんスキーや、登山用などアウトドア専門のブランドがあります。
例えは、1973年に設立されたノースランドです。アウトレットにもありますが、
ウィーン旧市街には、中心地シュテファン大聖堂近くのBrandstätte通り3番地
西駅
にありますので、観光ついでに興味のある方はお立ち寄り下さいね。これを着て私も山ガールに変身!