シェーンブルン宮殿のお庭を散歩(秋)

2021/11/08

歳時記 雑記



シェーンブルンSchönbrunn宮殿のお庭は、どの季節に行ってもとても良いです。
秋で日が短くなり、せっかくお天気の日にはどこかに行きたい、遠くまで行くプランを立ててないなら、まずはシェーンブルンです。最近2回行った時の写真を紹介させていただきます、1回目が10/29、2回目が11/7です。

こういう時は私は、よく地下鉄U4線のヒーツィング駅で降りて、敷地の北西のヒーツィング門Hiezinger Torからスタートします。ここからは、地元の人、特に動物園が近いのでお子さん連れが多いです。
1枚目の写真は門から近い19世紀末の温室です。この温室の後ろ、動物園との間に、小さいながら日本庭園もあります。
こちらの秋は「黄葉」ですね。日本の紅葉にはかないません。が、今年のように穏やかに冷えてくると、黄葉もまぁまぁきれいです。
まるでトンネルかアーチのように枝を刈ります。これがとても太い並木道だと、
壁のように真っ直ぐに刈ります。道のつき当りは、大広間などのある宮殿の本館です。どうやってこんなに平らに刈るかというと、
写真のような、直角三角形の台に登ります。今は電気のこぎりのような道具でも枝を刈りますが、昔からの木製の台を使うのは、歴史を感じてよいですねぇ。この頃は作業の時期のようで、あちこちに三角形の台が立っていました。
こちらの並木道の幅の広い中央部分は、この程度のトンネル型。
こんな狭い道もありますよ。ほぼ真四角に刈ってあります。
太い道がまっすぐ八方から集まってくると、池と噴水があります。冬季は噴水は止めますが。あら、女神の手にハトがとまっています。
歩いていると、宮殿本館の南側、芝生でお花畑のある広いところに出ます(冬支度で、ちょうどお花は抜いているところ)。南を向くと、丘の上には凱旋門のような形のグロリエッテGlorietteも見えます。が、この日は風が強く、この広いところは砂ぼこりがひどかったので、高い木のある方に戻ることにしました。丘の上も、別の日に登りましょう。

さて、別の日です(11/7)。また前回と同じ温室のあたりからスタートです(ここからカメラも別です)。
パン屋さんで甘いパンを買って、ポットに紅茶持参で、まずはベンチに座って、温室を見ながらいただきました。さぁ、今度は違う道で、丘の上まで行きますね。
敷地の西サイドに沿っていったん南へ、動物園を左に回り込むようにして、丘に登っていきます。と、正面にグロリエッテの側面が見えてきます。
北側へ回って、斜めから(逆行ですが)、
丘の上の池を挟んでみると、
丘の下を見ると、
宮殿が正面に見えるところまで歩いて、
では、また、別の道で丘を下って帰りましょう。
                 (井上 元子)