ウィーンから日帰り、リンツ、街とオペラ

2022/07/10

リンツ 音楽 雑記 州OÖ

ウィーンから西へ、ドナウ川の上流のリンツLinzは、上オーストリア(Oberösterreich)州の州都で、オーストリア第三の街です。

写真は旧市街に近い橋からドナウ川上流を見たところです。

私が行ったのは6月16日、この街でオペラを見るためで、少し早めに着いて、街のお散歩をしました。まずは路面電車が走る賑やかな通り。でも、この日はカトリックの「聖体祭」で祝日、商店はお休みです。


ドナウ川に近いメインの広場Hauptplatzにはおなじみの三位一体の柱が立っています。

旧市街の小道の奥に直ぐドナウ川が見えます。

古い街に新しい看板もマッチしてます。

  突き当りに、州庁舎が見えてきました。


通り抜けの手前の歩道に、聖体祭の飾りが植物で作ってあります。


州庁舎の建物は元は古い修道院で、ルネッサンス様式のこんな中庭もあります。


旧市街には居心地良さそうな、レスカトラン、カフェや、アイスクリーム屋さんが点在していて、お散歩の休憩にもよいです。
ウィーンから鉄道で1時間15分程と近いので、他はまた来たときに見ることにして、目的のオペラを上演する劇場へ行きます。

リンツ中央駅Hauptbahnhofの近くのフォルクス公園にあります。このため、公演終了後に中央駅へとても近く、便利です。
ここでは、オペラの他、オペレッタやミュージカルも上演される、地元では「音楽劇場Musik Theater」の位置づけです。
モダンな建物で、内部は木材がたくさん使われています。

私が観たのは、ヴーグナー作曲の「パルシファルParsifal」、休憩込で約5時間の大作ですから、17時に開始。演奏も歌も気合が入って、演出もとても面白くて、おお、ウィーンから観に来て良かったと、とても満足、嬉しくなりました。

終演は22時少し前で、鉄道で別方向へ帰る地元ファンと中央駅まで歩き、私も特急でウィーンへ。まぁ、こんな車両もあるんですね。リラックス、静かにしてましょうゾーンです。
                    井上 元子