クラナッハ特別展

2022/07/16

ウィーン 絵画 雑記 美術館

みなさん、こんにちは。
 

ウィーンの美術史美術館では10月の半ばまで
ルネッサンス期の画家、ルーカス・クラナッハ(父)の初期の作品にフォーカスを当てた
特別展「Cranach der Wilde」が開催されています。

今回の展示の目玉!
人文学者のヨハネス・クスピニアンと妻のアンナ

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美術史美術館をご存じの方ですと、常設のクラナッハ作品が展示されている
2F絵画ギャラリーでの催しかしらとお思いになるかもしれませんが、

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その下、宝物館の階の2部屋(黄色)という、小さな特別展示です。
確かに規模は小さいのですが、中身はなかなかに濃いですよ!

クラナッハは画家としての才能溢れるのみならず、商売の方もやり手でした。
私たちが2Fの絵画ギャラリーで見る優美で特徴的な---ツルリとしたおでこ、
こじんまりとした胸、ひょろ長い身体---作品は、当時の宮廷や上流階級層・・・
顧客の需要に合わせて作り上げられたスタイルです。

それらに比べて、ここで展示されている彼の初期の作品は
非常にドラマチックで、大胆!
私の個人的な好みでいうと、こちらのほうが好きです!

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 右側の3人の男性、馬に乗っていますが、馬、おかしくありませんか・・・?
謎なんだそうです。クラナッハはあまりデッサンを重視していなかったようで・・・

 
このご時世、なかなか海外旅行とはいきませんが、
美術史美術館はこのような小規模の特別展示も多く開催しています。
みなさん、こちらにお越しの際は是非、ウィーンのオーストリア国家公認ガイドとお出かけくださいね。(宣伝です!)

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