春の復活祭の後は、来シーズンの催しの年間プログラムが発表され、わくわくする時季です。シーズンは9月に始まる1年で、私にとってはオペラの公演予定のことです。
つまり、来年初夏までの公演予定が発表され、見たい演目、聴きたい歌手、劇場も複数なので日付は重ならないか、セット購入か単品か、どのカテゴリーの席にするか、非常に複雑で楽しい悩みの時期です。私の場合、これで日本への帰省の時期も決まります。
ウィーンのオペラ(歌劇場)と言うと、およそ、それぞれ特徴ある、国立歌劇場、フォルクス・オーパーと、テアター・アン・デア・ウィーンが主です。私の勝手な主観と好みで、これらの来シーズン(2022/23)を紹介しましょう。
1. 国立歌劇場 Staatsoper
<私の注目>(主に新しいところ)
・「ユダヤ娘」(再演) アラーニャが主役
・「カルメン」ガランチャが主役、ベチャーラ
・「イェヌーファ」(再演)
・「カルディヤック」(再演)
・「アンドレア・シェニエ」(再演)カウフマンが主役
・「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(新演出)
・「アイーダ」(再演) ガランチャ、カウフマンが出演
・「カルメル派修道女の対話」(新演出)
・「ムツェンスク群のマクベス夫人」(再演)
(ここで「再演」は「久しぶりの再演」の意味です。)
個人的にはR.シュトラウスやヴァーグナーが好きなので、「ばらの騎士」や「ニーベルングの指輪」のチクルスなども楽しみです。
<私の注目>(新しいところ)
・「デュバリー夫人」(新演出)もちろん、オペレッタでスタート
・「ラ・ボエーム」(再演)ハリー・クップファーの演出
・「三文オペラ」(新演出)
・「最後の陰謀 Die letzte Verschwörung」(初演)新作!
・「ウィンザーの陽気な女房たち」(新演出)
個人的には2019年に見逃した「さまよえるオランダ人」が戻ってくるのと、この春に新演出になって連日満員の「ラ・カージュ・オ・フォール」、面白かった「レディー・イン・ザ・ダーク」が続くこと。
劇場の建物は200年以上の歴史ですが、3月から2年半の修復が始まりました。9月からは場所をミュージアム・クゥオーターのホールE(MQ, Halle E)に移し、同時に数年前から吸収した小歌劇場のカンマー・オペラ Kammer Operでも上演します。
<私の注目>(ここはほぼ新演出です)
・「賢い女狐」監督自身が演出
・「ルル」
ここは、私などは知らない作品が多くかかるのがおもろいのです。また、アーノルド・シェーンベルグ合唱団が歌うのが良いです。
実は、コンサートも気になります、他の街のオペラも気になります。こんな幸せな悩みは、コロナがおさまっているから。また、国立歌劇のプログラム表紙のライトアップされた部分「PEACE平和」はすべてに共通の大きな願いですよね!!! 井上 元子