血液型とウィーンの深ーい関係

2022/05/20

ウィーン医学 ウィーン大学 学者 雑記

突然ですが、日本人の血液型分布はおよそ

  A型  40%

  O型  30%

  B型  20%

  AB型  10%

となっているそうです。


皆様ご自分の血液型をご存知でしょうか?

当然!という方がほとんどでしょうか。


それでは、この一般にいちばん使われているABO式血液型を発見したのは?




カール・ラントシュタイナー!




それ誰?という声が聞こえてきそうです。


オーストリアの病理学者カール・ラントシュタイナーが1901年にABO式血液型を発見、 それにより輸血事故が減少しました。


さらに後年1939年にはラントシュタイナーと弟子ウィーナーがRh因子を発見し、 現在最も一般に使われている血液型(A型Rh+など)分けが完成します。


途中1930年にはノーベル賞(生理学・医学賞)を受賞していますが、 このときには研究の場はすでにアメリカに移っていました。




ウィーン大学本館の回廊式中庭にラントシュタイナーの碑もあります。


廻廊



壁側ではなく、柱になっているところにラントシュタイナー碑はあります。

「血液型発見者」と業績が刻まれています。




他にもフロイトやシュレーディンガーなど有名な学者がいっぱい。

今の学生が記念碑前で勉強している姿や、カフェで楽しそうに話している姿も見られます。 一度足を運んでみてはいかがでしょうか?




大渕元子