オーストリアの夏とオリンピック

2021/07/30

ウィーンの季節 オーストリアのお土産 スポーツ 雑記

オーストリアの夏とオリンピック

ィーン近郊で、一面のひまわり畑に出会う頃、オーストリアも夏本番です。

今年は、日本でオリンピックがあり、オーストリア選手も自転車で金メダル、柔道で銀と銅、ボートで銅メダルと健闘しています。中でも、無名ながらも総距離147km自転車レース女子で独特の決断力で金を取ったキーゼンホーファー選手はたちまちオーストリアのヒロインです。

異例の独走で半分以上の距離をトップで走っていましたが、注目されていなかった為オーストリアで生中継されておらず、テレビ局ORFも慌てて卓球からチャンネルチェンジしたものの最後のメダル授賞式は時間が足りずライブでは間に合いませんでした。

さらに、コーチとたった二人で会場へ乗り込んだ為、自国オーストリアのジャーナリストが不在で代わりに現在滞在しているスイスがインタビューを。最後にはスイス側からのお願いで同じドイツ語圏でも方言の強いスイス方言でのあいさつサービスもありました。

自転車ロードレースとは、通常団体戦で、お互いにコーチの情報を伝え合い、有力選手に水や食料を運ぶチームで戦うレースですが、彼女はたった一人で参加。ただ、キーゼンホーファー選手はウィーン工科大学で数学を学んだ理系女子。厚手の服で暑い夏の日本に向けトレーニングをし、彼女の自転車に取り付けられたコンピューターには、Googleマップを参考に道順や標高、自身の体調分析や速さや距離などがしっかり計算された情報が表示されていたことでしょう。通常は、レース後に優勝を讃えに他の選手が来るはずが、彼女の元にデンマーク選手しか来なく、テレビを見ながら不思議に思っていると、実は独走でゴールに向かった無名のオーストリア選手の存在をほぼ全ての選手がすっかり忘れていて、他の選手たちは、銀メダルを取ったオランダのスター選手がゴールドを取ったと勘違いしていたそう。ちなみに、インタビューでスタート直後に、一人飛び出した理由は、団体で走るのが好きじゃないからだそう。

何はともあれ多くの感動と勇気を与えてくれる日本で頑張る全ての選手にウィーンからエールを


オーストリアのティーハウス デンメア(Demmers Teehaus)

日本の暑い夏には、冷たい麦茶やウーロン茶が定番ですが、

お茶の種類が多いオーストリアメーカーのティーハウス デンメアにはフルーツ、ハーブ、ロイボスと珍しい種類が沢山取り揃えてあります。遅い時間のオリンピック観戦はカフェインが入っていない人気のオレンジロイボスティーを冷たく冷やして夏使用でどうですか?

ちなみに、ウィーン大学近くの本店に訪れる方は可愛い雑貨も沢山発見できますよ。私は、自転車柄の保冷バックをチョイス!

実は東京にも支店があり、オンラインショップもあります。

余談ですが、音大のサマーコースなどで長期のオーストリア滞在をされている方は、オレンジなどの柑橘系を購入された場合、皮ごと使用する場合は、

Schale zum Verzehr geeignet (飲食に適した皮)と書かれた有機栽培製品(BIO)ものを選びましょう。


Film Festival 2021 市庁舎 
場所 市庁舎前
開催日 7月3日から9月4日
飲食店 17時から24時まで

ウィーンの夏の楽しみといえば市庁舎前で30年続いている入場無料の映画フェスティバル。
コンサートやオペラが、暗くなる21時ごろから無料で鑑賞出来ます。
写真の赤の看板は、コロナ対策で入場登録をするQRコードです。また、入場条件はお馴染みの3Gルール。
劇場や飲食店に座る時と同様、
1)コロナワクチン接種した方
2)コロナから回復された方
3)PCR検査72時間以内、抗原検査48時間以内にされた方

は、どれか一つの証明書が必要となります。





市庁舎公園のシュトラウス1世像とランナー像

音楽愛好家の方は、市庁舎前左の公園の散策も忘れずに。ワルツの父と言われ、ニューイヤーコンサートの定番曲ラデツキー行進曲を作曲したヨハン・シュトラウス1世と良きライバルのランナーの銅像がありますよ。