ウィーンの"ウィンナーコーヒー" その1

2021/03/15

カフェ 雑記


みなさん、こんにちは。

ウィーンのカフェでコーヒーを楽しむとしたら、
みなさんは何をご注文なさいますか?

 

 

せっかくウィーンに来たなら、
いわゆる「ウィンナー・コーヒー」を飲んでみたいとお思いかもしれません。
日本のウィンナー・コーヒーにはホイップ・クリームがたっぷりと入っていますね。

 

 

では、本場のウィーンで最もよく飲まれているコーヒーはこちらです。

 


 

ヴィーナー・メランジェ (Wiener Melange)、
略して「メランジェ」と言います。
この白い部分はふわふわに泡立てたホットミルク。
生クリームではありません。
ミルクなので生クリームと比べると泡が大きめであっさりとしています。

 

ごく一部のカフェ、例えば、アンズジャムの揚げドーナッツで有名な
Groissböckのように、メランジェを頼んでもミルクかホイップクリームか
選ばせてくれるところもあります。
ただ、それはあくまで例外で基本的にはどこもミルクです。

 


なお、ウィーンから離れた場所だと「メランジェ」と注文しても
すぐには通じず、
店員さんに「え?何」という顔をされることがありました。
大体すぐに気づいてくれますが、そうではない時は
しっかりとフルネームの「ヴィーナー・メランジェ」と言うか、
メランジェはほぼカプチーノと同じですので、「カプチーノ」と言った方が
わかりやすいように感じています。

 

では、日本でいうウィンナー・コーヒーは無いのかというと、
もちろんあります!「アインシュペンナー」と言います。
名前がちょっと長くて覚えにくいのですが
そちらも面白い由来がありますので、また後の機会にご紹介しますね。