コロナとウィーン3

2021/03/06

コロナとウィーン 雑記


コロナとデモ

青空が広がるウィーン。コロナ期間中は、お散歩やスポーツが健康のために推奨されており多くのウィーン人が郊外で出歩く週末ですが気温は5度。まだまだ寒いもののドナウ川沿いではお花が少しずつ芽を出し始め春到来かな。町中では、毎週末行われているコロナデモで、今日も1万5千人ほどの参加者がいたようです。パトカーが何台も連なってコロナ期間に禁止されているデモを阻止するため大忙し。あれから1年。度重なるロックダウンで収入が途絶え、政策への不満や、自由を求めウィーン以外の州からも大型バスで参加者が駆けつけています。



コロナテスト通り(Teststrasse )

コロナ対策のため飲食店が未だに閉まっているオーストリアですが、東京よりも人口が少ないのに、本日も2600人以上の感染者が出ており、そのうちウィーンの感染者は600人ほど。大きな理由の一つに、無料のコロナ検査があります。

ウィーン市では現在コロナテスト通りと言われる8箇所の場所で保険の有無にかかわらずすべての人が無料のコロナテストを受けることができます。Vienna.atの記事によるとオーストリアでは、3万人の人々が保険未加入です。

コロナテスト通りは、国連近くの国際会議などが行われていた場所や、スタジアム、シェーンブルン宮殿の駐車場まで。歩いて会場に向かうWalk-Inや車で向かうDrive-Inがあり、中には軽めの症状が出た患者を受け入れる場所もあります。

では、症状が出て、風邪かコロナかわからない人はどうすればいいのか?こちらは、ウィーン市内に設置されている30箇所の即席で作られたコンテナのチェックボックス(Checkboxen)を尋ね医師の治療を受ける事ができます。



薬局(Apotheke)で無料のセルフテスト

さらに、都市に住んでいない人のために上部団体の保険加入者(Dachverbands der Sozialversicherung)は、オーストリア中の指定の薬局(Apotheke)でも無料でコロナテストが受けられるようになり、それ以外の保険加入者も有料ですがテストは受けられます。さらに、今週から上記の保険加入者は薬局で、月に5回、自分で行う無料のセルフテストを受けとることが可能に!流石に、大人気であっと言う間に品切れとなり今後は変更も予想されますが、オーストリアでは、人と会う場合は無症状でもテストをたくさん行い、早めに気が付き自宅待機を促すことで、重症患者を減らそうと頑張っているのです。

セルフテスト以外は現在のところオンラインでの予約が必要ですが、ウィーンでは日によっては当日でも検査可能な時間はたくさんありますよ。ワクチンの接種もはじまり、今後コロナテスト通りがワクチン接種通りに変化するでしょうね。

世界で最も住みやすい都市ウィーンでは、今後も安心して暮らせそうです。