今日は冬至、一年中で一番日が短い、というと気が滅入りますが、
明日からまた少しずつ日が長くなると思うと、それだけで気分が明るくなります。
単純ですね。
もうじきクリスマス
ヨーロッパは基本的にキリスト教文化圏ですので、クリスマスは大きなイベントです。
日本では歳末お正月準備でせわしないように、こちらでもクリスマス前の時期は、
準備する人たちにとってはストレスでもあるようです。
プレゼントや食事等準備することはいろいろありますから。
それはさておき、
クリスマスツリーの一番上で煌々とひときわ明るく輝く大きな星、
あの星をご存知でしょうか?
これが通称『ベツレヘムの星』、東方世界の三賢人がこの星を見て救世主誕生を知り、
イエスに挨拶をするためにベツレヘムまでやってきた、という伝説の星です。
この三賢人が見た星が何であったかについては所説があり、確実なことは分かっていません。
分かっていませんが、明るい木星に土星が接近、それにより2つの星が(合わさって)
いちだんと明るい1つの星のように見えた、という説があります。
こういった「合」は他の星(惑星)でもありますが、
今年はクリスマスのタイミングで、さらにこんなに接近して見えるのは 400 年ぶり、
聖書中の記述(西の空に見える)との一致もあり、
これが「ベツレヘムの星!」として注目されていました。
私も2ヶ月前からにわか天文ファンと化し、今日の「大合」をとても楽しみにしていました。
心配していたとおりどんより厚い雲に覆われ、ベツレヘムの星どころか
月すら見えない日没後の空だったわけですが、これはしょうがないですね。
先月(11月)は、木星と土星はこんな風に見えていました。
シェーンブルン宮殿のグロリエットがライトアップで輝き、
コロナ禍のさなか、明るい希望の灯のようです。
天文博士とかが見たら喜びそうな夜空です。(夜景モードで明るく見えてます)
ワクチン接種も早い国では始まりました。
私はキリスト教徒でも何でもありませんが、ベツレヘムの星、希望の星が見えてきたようです。
晴れて旅行解禁となった際には、皆様、どうぞオーストリア、ウィーンへお越しくださいませ。 それまでもうしばらくお体にお気をつけてお過ごしください。