オペラ・シーズン開幕

2020/09/08

音楽 雑記



 9月には学校も音楽や演劇も、新年度がスタートします。今日は私たちの活動ではありませんが、情報は新鮮な方がよいでしょうから、ウィーン国立歌劇場・オペラのことを書きましょう。私は立見の常連で、たまに安い椅子席に座る大ファンです。

 今回、オペラでは、総合的な監督、音楽監督、バレエ監督、全員が交代して2020/2021シーズンの幕を開けました、演目は、プッチーニPucciniの作曲の「蝶々夫人」Madama Butterflyで、第二次世界大戦後ずっと続いていた古い演出が、今回新しくなり、この新演出初日が、新シーズンのスタート9/7となりました。

 もっと気になるのはCovid19対策です。私は来週のチケットをとりましたが、3/9以来、ほぼ半年ぶりの公演ですし、新シーズン開幕のわくわくも働いて、初日の外の様子を見に行きました。

 普通、誰でも大きな玄関ホールまでは入れて、その先でチケット確認ですが、今回は外から入るすべての扉に係が立って、入場者を確認しマスクを配っています。歌劇場内はマスク必着で、座席に座れば外すことができます。音楽の最中に話す人はいないから・・という理由です。一緒にチケットを買った人は最高4人まで横に隣り合わせで座れます。一つ空き席を作り、次の人が座ります。チケットの座席番号の席に座って、空いてるからといって、席を替わってはいけません。

 一番気になったのは立見です。ウィーン国立歌劇場の立見は560人も収容します。しかし今回は私ですら、あそこはとても「密」になるので避けようと思いましたし、立見は売らないと言われていました。が方針変更、夏に、180人分に減らし、かつ「立つ」のでなくいすが置かれて「座る」のだと、発表されました!! まぁ。(素敵!)

 歌劇はフォルクス・オーパーVolsoperでも、コンサートは楽友協会ホールMusikverein、コンチェルトハウスKonzerthausでも始まりました。スタートしたばかりですが、このまま上手く続行できて、健康で、文化がしぼみませんように..........。     (井上 元子)