勉強会
テーマ: 博物館
場所 : Albertina Modern / カールスプラッツ
1800 年代後半に建てられた「芸術家の家」(Künstlerhaus キュンストラーハウス)といえば、 楽友協会隣(向かい?)の建物で、長い間ウィーンの芸術アカデミズムの象徴のようなものでした。
アカデミズムに縛られたくないと思った若い芸術家グループが創立したのが分離派です。
そ・れ・な・の・に
約 150 年後の 2020 年、コロナ禍真っ最中に、 この建物(芸術作品展示場)はアルベルティーナ美術館の分館、 アルベルティーナ・モダンとして再生しました。
カールスプラッツ(カール広場)をかすめてお互いが見える位置にある分離派会館、 「芸術に自由を!」の願い・標語が掲げられる分離派会館のお株を奪う勢いの 現代芸術作品が展示されています。
外観や内部の入口ホールは、きれいに修復された歴史主義的建物です ⇩
Albertina Modern 外観
Albertina Modern 入口階段ホール
ですが、展示作品は斬新です。
例えば今回勉強会の題材となった展示物は、 「棚に置いてある品物を持ち帰ってもいいですよ」(下の写真)のようなものや、 最近よく見聞きするようになった LGBT テーマの作品です。
コンテンポラリー作品は、固くなった頭=感性に刺激を与えてくれますね。
大渕元子