勉強会
テーマ: イスラム芸術 >>> 異文化理解
場所 : 民族学博物館(Weltmuseum / Museum of Ethnology)
今回はイスラム芸術(の見方、解釈)をテーマにした講演会への出席です。
日本のお客様をご案内するオーストリアガイドにはあまり直接の接点はないのですが、 オーストリア(ウィーン)の歴史や美術館・博物館所蔵の文物の中には イスラム教の国で作られたもの、イスラム教の影響を受けたものも数多くあります。 背景知識を広げる目的もあっての参加です。
講演タイトルは “Was ist ein Kontext? Islam, Objekte und Ausstellung” (会場での原題は What is a context? Islam, Objects and Exhibitions) 訳しにくいタイトルですが、「背景事情とは何か? イスラーム、物、展示」 みたいな感じでしょうか。 タイトルだけ読んでも内容の想像がつきません。
少しこわごわ参加したのですが、講演はイスラム芸術というより 異文化間コミュニケーション・相互理解といった内容が中心でした。
これはこれで興味深かったのですが、イスラム圏の芸術の話をもっと聞きたかったんだけどな という思いも残りました。
博物館入口ホールの展示オブジェ これが何に見えますか?
ではこのモチーフは?
その人の育った時代・文化背景によってここに何を読み取るのかが異なるでしょう。
それを対話を通じて共有しましょう、ということです。
ガイドの役割とは通じるものがありますね。
大渕元子