新型コロナウイルスの全世界的流行が始まって3年め、2年半以上が経過しました。
今もウイルスは変異を重ね、世界中で多数の感染者をだしていますが、
重症者が減ったこともあり、これ以上は社会経済的にも回らないということもあり、
今ようやくほぼ普通の感染症扱いとなりました。
ヨーロッパは陸続きですので、島国日本とは感染症の発生頻度・規模が違いました。
例えば1679年からウィーンを襲ったペスト禍。人口の5分の1が犠牲になったとも言われています。
そして伝説がうまれました。
実在したともいわれるバグパイプ吹きのアウグスティンです。
酔っ払ってその辺で寝込んでしまい、ペストの犠牲者といっしょに葬られかかったにもかかわらず 無事生還したというアウグスティンです。 それで歌にもなっています。
アウグスティンが常連客(常連演奏者)だったとされる、現存するお食事処グリーヒェンバイスル Griechenbeisl の入口床下にはこの逸話をもとにしたアウグスティン(人形)が眠りこけていますし、ペスト穴に放り投げられた場所には「アウグスティンの泉」が設けられていました。
アウグスティンの泉