選挙とコロナ
選挙時に町中で配っていたもの。マスクにハンドジェルなどコロナ期間ならではですね。 ちなみにウィーン選挙では、16歳以上のオーストリア及びにEU諸国の国籍を持つ国民に 選挙権が与えられています。 有権者は、政党を選び比例代表制になっているため、多数の投票数を獲得したオーストリア社会民主党が戦後から引き続き市長の座を獲得しました。 2代前のツイルク市長は親日派で寅さん初の海外ロケを成功させ、市長自ら映画にも出演していましたね。 コロナ期の選挙であったため多くの選挙関係者にも検査が行われ、厚生省の発表によると、11月10日時点でオーストリアの880万人の人口に対し250万回以上の検査が行われているそうです。 1億2千万人が住む日本では、11月9日時点で290万回。 検査方法は国ごとに異なるにしても、音楽と芸術の都ウィーンでは、安全にオペラやコンサートを楽しんでもらうため、もちろん音楽家にも多数の検査が行われています。 現在、世界名門のオーケストラウィーンフィルが、サントリー社の協賛の元コロナ期初めてヨーロッパ以外の海外公演を日本で行っていますね。 年末年始のニューイヤーコンサートの為に毎年ウィーン旅行をされていた方は、その代わりにウィーンの風を日本で感じていらっしゃるのではないでしょうか。
ウィーンのコロナ対策
11月3日から30日までコロナ期間の新しい生活が始まりました。
Der Standard 新聞社の質問コーナーによると、
引き続き屋内や交通機関内でのマスクの着用(未使用の罰金50ユーロ)。夜の8時から朝の6時まで緊急以外での外出を控えること。8時以降に、外でビールでも飲みながら座っていると、最高1450ユーロの罰金です。
屋外では、同居していない人物と会うことができますが、2箇所までの異なる居住地からの6人まで。お店やスーパー、学校などは開いていますが、オペラ座、劇場、映画館、ジム、美術館などは閉まり、レストランはテイクアウトのみ営業が可能です。外出期間制限は早いようで驚かれると思いますが、最も住みやすい都市ウィーンでオフィス勤務の方は通常3時から6時には仕事を終え、多くの方が30分もあれば自宅に帰宅できます。ほとんどのお店も、19時には閉まるのでさほど厳しい外出制限ではないように感じます。
新しいコロナ生活が始まる前に、オペラ座裏手にあるアルベルティーナ美術館の特別展でゴッホを鑑賞してきました。1888年アルルでの作品 ”夜のカフェ” がありました。
実物は、カタログと全く違い、天井から吊るされたランプが本物のように光り輝き、左の筒状の机のようなものははっきりとした紫色、酔った男性は赤ら顔で、床は本物の板ではないかと近くで覗き込んでしまいました。色彩によっても感情を表現した天才画家は、美しい星空の夜のカフェテラスとは対象的に赤と緑の色を使用することで、夜中の不安げな暗い怪しげな雰囲気を作り上げたわけです。
絵画はやはり実物を見なくては!と実感。
ウィーンにはたくさんの美術館があります。次回は、皆様をウィーンでお待ちしていますね。
Der Standard 新聞社の質問コーナーによると、
引き続き屋内や交通機関内でのマスクの着用(未使用の罰金50ユーロ)。夜の8時から朝の6時まで緊急以外での外出を控えること。8時以降に、外でビールでも飲みながら座っていると、最高1450ユーロの罰金です。
屋外では、同居していない人物と会うことができますが、2箇所までの異なる居住地からの6人まで。お店やスーパー、学校などは開いていますが、オペラ座、劇場、映画館、ジム、美術館などは閉まり、レストランはテイクアウトのみ営業が可能です。外出期間制限は早いようで驚かれると思いますが、最も住みやすい都市ウィーンでオフィス勤務の方は通常3時から6時には仕事を終え、多くの方が30分もあれば自宅に帰宅できます。ほとんどのお店も、19時には閉まるのでさほど厳しい外出制限ではないように感じます。
新しいコロナ生活が始まる前に、オペラ座裏手にあるアルベルティーナ美術館の特別展でゴッホを鑑賞してきました。1888年アルルでの作品 ”夜のカフェ” がありました。
実物は、カタログと全く違い、天井から吊るされたランプが本物のように光り輝き、左の筒状の机のようなものははっきりとした紫色、酔った男性は赤ら顔で、床は本物の板ではないかと近くで覗き込んでしまいました。色彩によっても感情を表現した天才画家は、美しい星空の夜のカフェテラスとは対象的に赤と緑の色を使用することで、夜中の不安げな暗い怪しげな雰囲気を作り上げたわけです。
絵画はやはり実物を見なくては!と実感。
ウィーンにはたくさんの美術館があります。次回は、皆様をウィーンでお待ちしていますね。